バランス治療について
バランス治療について
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身体全体の歪みを整える
主訴に対する治療の前に行う、基本となる施術がバランス治療です。このいわば地ならしの工程で、主訴以外にいわれなかった不具合が無くなっていて、患者さんに驚かれていることもあります。
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Point01仰向けになり体の緊張状態を診る
当院の治療の基本です。まず、仰向けに横たわり首全体(頸部)、つまり頸部動脈だけでなく、僧帽筋のあたりから首全体の緊張状態を診ます。経脈はすべて頸部を通っていますから、身体の状態が把握できます。さらに手足、ウエスト、腰回りを触診します。
このときの診方としては、その部分の左右を緩める(整える)ためにはどのような治療がいいか。刺入の深さや角度を想定して触ります。 -
Point02全体のバランスを整える
状態に応じて、「足や腕に鍼をし、脈を診て、首まわりを触って変化を確認する」ことを数回繰り返し、目標とするところまでしっかり緊張を緩ませるプロセスが非常に重要です。
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Point03うつ伏せになり症状(主訴)の施術
身体をみるうちに、例えば主訴が肩痛でも、どうも腰のほうだと思うこともあります。
それで腰から施術していくと、さらに骨盤や股関節から来ていることがわかってきたりします。そのことを治療しながら伝えると、「実は股関節も痛い」と言われたりします。股関節と肩はすごくリンクしているんです。 -
Point04座位にて姿勢確認
座位にて骨盤周辺の姿勢保持に必要な筋肉の筋緊張やコリを緩和することを目的とした鍼刺激を行います。
また、日常生活での姿勢の歪みや産後の骨盤の歪みもこの治療で調整することを目指しています。治療は苦痛を伴わない優しい刺激を心がけています。
全体の施術でどうしてものこってしまう、悪いところまで到達していな感じがある場合は、それを補うのに漢方オイルと呉茱萸(ごしゅゆ)軟膏を使用します。鍼灸と漢方とを合わせてトータルで治療していきます。
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